早期退職を目指すなら、資産を増やすと同時に、支出のダイエットが欠かせません。実際に取り組んでいる20の節約の方法を具体的な金額とともに紹介します。
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目次
固定費
こんにちは。Kyoです。
固定費の見直しは効果絶大でオススメです。
家計のダイエットは、固定費→変動費の順で見直すのが鉄則です。固定費は契約手続きなど見直しに手間がかかるので「面倒くさい」と先延ばしにしがちですが、一度見直せばずっと効果が続くので、やらない手はありません。
携帯電話代
固定費のなかでも、携帯電話の見直しは住み替えによる家賃の節約とともに大きな効果があります。仕事や家族に影響する住み替えより手をつけやすいので、真っ先に考えたい項目です。
以前は大手キャリアに毎月6200円ほど払っていましたが、数年前に格安スマホに乗り換えて5000円近く節約できるようになりました。政府による大手キャリアへの通信料値下げ要請を受け、契約先の格安スマホ会社が競争力を維持しようと値下げに踏み切ったため、現在では節約額がさらに大きくなっています。
外では動画はほぼ見ないので月2GBのプランにしています。これまでギガを使い切ったことはなく、余った分が翌月に繰り越されている状態です。
出勤と昼食、帰宅の時間帯に外で検索しようとすると遅くてストレスを感じることはあります。その時間帯に電子マネーやポイントアプリを使って買い物をするときは、レジで自分の順番が回ってくる前にバーコード画面を立ち上げて、後ろに並んでいる人を待たせしないように心がけています。
大手キャリアのサブブランドにすれば速度がアップするので、もう1500円ほど払おうかと思うこともありますが、我慢できないほどではないのでしばらくはこのまま使い続けるつもりです。
電気代
自宅の電灯は5年ほどかけてLEDに切り替えました。5年もかかったのは、シーリングライトの蛍光灯や白熱電球の買い置きがあり、一気に買い替えてしまうと無駄になってしまうからです。
それでも一部の蛍光灯は余ってしまいもったいなかったのですが、新入学・新生活シーズンを前にセールで安くなっているタイミングなどでにLED製品を買い進め、2021年春にすべての部屋がLEDに置き換わりました。
これによって計算上は、電気代が月1000円ぐらい安くなったと思います。
さらに、新電力に切り替えたので、こちらも月500円ほど安くなっているようです。
合わせて月1500円なら年間1万8000円。電気代やガス代はどんどん高くなっているので、月の節約額はわずかでも、長い目で見れば大きな効果が期待できます。
水道代
わが家は毎日の洗濯で、前日の風呂の残り湯を使っています。洗濯機備え付けの給水ポンプが壊れて使えなくなっていたのですが、洗濯機そのものが壊れて買い替えたので、また使えるようになりました。
水道料金は地域によって違いますが、東京都なら1リットル0.37円程度なので、0.37円×50リットル/回×30日なら555円。月に555円の節約です。
洗濯とすすぎの両方とも風呂水を利用していますが、すすぎに風呂水を使うのはちょっと、という場合は、洗濯するときだけ使えばいいと思います。
使っている洗濯機に給水ポンプがついていなくても、スーパーやホームセンターに行けば数千円で外付けポンプが売っているので、これを使う手もあります。
嗜好品
私は体調もあって大幅に節約できました。
嗜好品は定期的に購入することが多く、家賃や通信費、水光熱費など固定費い近い一面があります。うまく削れれば、継続した効果が期待できます。
とはいっても、習慣や依存性の強い部分でもあるのでやめるのは簡単ではありません。あまりに無理するとストレスがたまるので、できる範囲でがんばりましょう。
お酒
お酒が好きなので、以前は自宅で食事をするときは、ほぼ毎日ビールやワインを飲んでいました。
それで当然といいますか、健康診断で医師から「お酒を控えては」と言われてしまいました。
自分でももう少し減らせるといいなと思っていたので、この言葉を機に「じゃあ、やめるか」と思いきることに。先延ばしにするとまた飲んでしまうと思い、翌日から完全にやめてみました。
以来、自宅では炭酸水、外の飲み会はジンジャエールとウーロン茶が定番です。
休肝日や節酒の決意はまったく守れなかったのですが、なぜか断酒は続いています。不思議です。
月2万4000円の酒代が炭酸水代の2000円程度に置き換わったので、差し引きで月2万2000円の節約です。
たばこ
たばこは随分前にやめました。
吸っているとイヤな顔をされる、歯の裏は黒くなる、のどがイガイガする、服が臭くなる、部屋の壁紙が黄色くなる、などなど、マイナス面をあげるときりがありません。
振り返ると何で吸っていたんだろうと思います。吸い慣れてからは、特定の行動とセットで習慣化していた面もありました。
ピーク時は1日1~2箱ほど吸っていました。けれど、ある日やめよう、と決めたらお酒と同じく翌日からやめられました。吸う本数は多くても、本当はあまり好きではなかったのかもしれません。
銘柄によりますが、1箱550円だとすると禁煙で月1万6500円の節約になります。
お菓子
お酒とたばこでは偉そうに「やめられた」と書きましたが、食後の甘いものやアイスはやめられません。お酒をやめてからはむしろ、甘いものがより好きになってしまいました。
それで少しでも節約しようと、ふるさと納税で保存がきくお菓子やアイスをもらったり、コンビニで買わずスーパーで買ったりしています。
週に1500円分ほど買っていたのを1000円ほどに抑えたので、月の節約額は2000円になります。
コーヒー粉
毎朝のコーヒーは欠かせません。夜も甘いもののお供にはぴったりです。
ずっと同じメーカーのコーヒー粉を使っていたのですが、ひと袋の量が減り値段も上がったので、敬遠していたスーパーのプライベートブランド(PB)商品を買ってみました。
何年か前にも試したことがありましたが、そのときはおいしくないと感じて1度きりでやめました。それで恐る恐るという感じでひと袋だけ買ってみたのですが、「あれ? けっこういける」。
メーカー側の製造技術が上がったのか、私の舌が摩耗したのかは分かりません。以来、特に不満もなくPB品を再購入しています。
メーカー品だと1㎏換算で1500円が、PB商品なら800円。1カ月半で1㎏使えば、月466円の節約になります。
平日の飲食費
仕事中のランチ代や飲み会のことです。
在宅勤務が増えたので大幅に減りました。
本来は削るのが難しい部分です。
ランチや飲み会の誘いをすべて断ると角が立ちます。付き合いと節約をどう両立するか。バランス感覚が問われます。
ところが、2020年春以降は在宅勤務によって、強制的に節約を強いられることになりました。逆に言うと、毎日、出勤する生活に戻ると再び出費が発生するかもしれないので、期間限定の節約とも言えます。
ランチ代
会社に行くとお昼は外で食べます。高い日も安い日もありますが、平均して1食600円で月22日とすると1万3200円です。
2020年春以降は週の半分以上は在宅勤務が続いています。自宅ではパン屋さんの総菜パンやサンドイッチなどを食べることが多く、平均して1食250円程度です。
250円と600円の比率を3:2とすると、22日間の合計は8580円。月の節約額は4620円になります。
在宅勤務の日は自炊すればもっと安くすませられるのですが、そこまではできていません。
飲み会
いずこも同じだと思いますが、飲み会は大幅に減りました。
公式の歓送迎会も含め、平均すれば週に1回は「ちょっと行きますか」という感じだったのが、2020年春以降は数えるほどに。2カ月に1回あるかないかといった感じです。
飲食店にとってはたまったものではないでしょうが、もう飲み会がないことにすっかり慣れてしまいました。
1回5000円×月4回=2万円が、2カ月に1回に減って月2500円。差し引きで1万7500円とかなり大きな節約額になります。
コーヒー
毎日会社に行っていたころは、朝、職場に向かう途中にコンビニエンスストアでコーヒーを買っていました。
もっと前にはスターバックスなどで買うこともあったのですが、節約しようとコンビニに変えました。
在宅勤務になったので当然、このコーヒー代はかからなくなりました。コーヒーを買うという行為は習慣によるところが大きいのでしょう。毎日出社しないと、たまに出社しても買おうという気持ちにならなくなりました。
このため、180円のコーヒーを月22回買っていたのが2回程度に減り、月の節約額は3600円です。
ドリンク
出勤時のコーヒーと同じく、職場に炭酸水のペットボトルを持っていく習慣がありました。
最初のころはコンビニや自動販売機で買っていたのですが、安く買えるスーパーでまとめ買いしていました。
スーパーでは高いときも安いときもあるのですが、平均すると1本80円ぐらいでしょうか。
この習慣も在宅勤務でなくなったので、月22本が2本に減って、節約額は20本分の1600円です。
生活費
節約の本丸です。
私の場合は小物が多いです。
生活費は変動費の本丸。食費や消耗品費など削りどころ満載です。
ただし、固定費のように一度削って仕組みを作ればずっと節約できるわけではなく、気を抜くとまた増えていきます。
ずっと努力し続ける必要があり、手腕が問われます。
主食費
わが家は3食ともコメ派というわけではないのですが、それでも月に10㎏ほどのコメを消費しています。
購入時に節約するなら銘柄米ではなくなるべく安いコメを選ぶぐらいしか手がありませんが、ふるさと納税を使うことで支出を減らせています。
月10㎏のコメのうち半分をふるさと納税にすることで、月の節約額は2000円ほどになります。
副食費
カタログギフトで肉や魚を選べる株主優待を実施している企業がいくつかあります。自社の製品を送ってくれる食品会社もあります。
わが家ではこれらの株を長期保有して優待を楽しんでいます。
年に6000円程度と見積もって、節約額は月に500円です。
最近は優待廃止を打ち出す企業が相次いでいてヒヤヒヤしています。
文具
ノートは特定のお気に入り商品でなければ、100円ショップで安く買えます。
220円ぐらいのノートも100円ショップなら似たような商品が110円。ほかの文具も合わせ、平均して月に220円ぐらいは節約できている感じです。
100円ショップは節約の強い味方ですが、原材料費の高騰で独立系と100円ショップの廃業が相次いでいます。大手の100円ショップも300円や500円の商品が増えてきていますし、いつまで100円を維持し続けられるか心配です。
薬代
ジェネリック医薬品にすると、平均で5割程度安くなるそうです。
わが家では月に1000円ぐらい薬を処方してもらっています。処方箋や薬の説明をみるとジェネリックと書かれていることが多いので、1000円ぐらい節約できているのではないでしょうか。
眼鏡
眼鏡は驚くほど安くなりましたね。
大手チェーンで作ると、それほど高くないフレームを選んだはずなのに、「レンズはこっちのほうが薄くていい」「傷がつかないように加工したほうがいい」と勧められるままに追加して、結局は3万円近くになってしまうということが何度かありました。
格安チェーンで9000円なら税込みでも9900円ですみます。フレームによっては5000円ほどで作ることもできます。
5年に1回程度は作っているので、2万8000円が9900円になれば月あたりの節約額は300円になります。
電子マネー
現金払いをやめてクレジットカードや電子マネーで払うようにすると、10万円使えば月に1000ポイントほどたまります。保険料などをカード払いにすれば、1000ポイントはそれほど難しくありません。
1ポイント1円で使えるので、1000円節約できたのと同じことになります。
できるだけカードか電子マネーで払うようにしているので、最近ではATMで現金を下ろすことは月に1回あるかないかになりました。
振込手数料
学費や試験の費用、講習の受講料など、平均すると2カ月に1回ほど振込手続きが発生します。
以前は銀行の窓口で依頼していましたが、最近はインターネットバンキングを利用しています。
銀行や振込方法によって金額が変わりますが ある銀行の窓口で3万円以上の振り込みを依頼すると1回440円の手数料がかかります。
インターネットバンキングなら、一定の条件を満たせば月に数回は振込手数料が無料になります。2カ月に1回440円がかからなくなるので、月の節約額は220円になります。
遊興費
工夫次第で節約できる部分です。
楽しみや趣味のお金は削れるけど削りたくないという悩ましい部分です。ストレスにならない範囲で工夫するのがいいのではないでしょうか。
削ることそのものが楽しみになると、一石二鳥なのですが。
映画代
イオンカードセレクト(ミニオンズ)など対象のカードでイオンシネマのチケットを事前購入すると、大人料金の1900円が1000円になります。
月1回の利用でも節約額は900円。ほぼ半額になるので、映画好きならこのためだけにカードを作る価値があります。
ほかの映画館でも特定の日や年齢などによる割引がありますが、いつでも1000円で見られるのも、イオンカードセレクトのいいところです。
ただし、事前予約が条件なので、この点には注意が必要です。
雑誌代
雑誌が好きなので、読み放題のサブスクサービスを利用しています。
スクープは公開されませんし、特集も一部公開のことが多いのですが、月440円でいろんな雑誌を発売日の朝に流し読み読みできるので気に入っています。
契約後は雑誌の購入が減りました。月に770円の雑誌購入が2冊減ったと見積もって、月の節約額は1040円です。
ただし、サブスクは気づくと増えているので、本当に利用しているか定期的な確認が欠かせません。
トータルの節約額は?
これで節約方法は20になりました。
合計を計算してみます。
結果はなんと、8万2901円。年間だとほぼ100万円になります。
私も初めて計算したのでびっくりです。まさに塵も積もればという感じですね。
挙げたなかには、体調に関係するものや在宅勤務だからできるものもありました。すべてができるわけではないでしょうが、参考になるもがあれば、みなさんもぜひやってみてください!
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